エステサロンの個人開業 自宅サロンのメリット・デメリットを再確認! デメリットは解消できる?

エステサロンの開業を考えるとき、個人サロンであれば自宅での営業を選択肢に入れる人も多いのではないでしょうか。テナントでの開業に比べて、初期投資費用が抑えられるだけではなく、物件取得に関わる煩わしい手続きなどを避けられるのも助かります。

しかし、自宅を使用する場合のデメリットもあるため、事前の検討は不可欠です。今回は、自宅でエステサロンを開業する場合のメリット・デメリットを確認するとともに、デメリットを解消する方法を考えてみましょう。

自宅で開業するメリットは?

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自宅での開業には様々なメリットがあります。「なんとなく良さそう」ではなく、何が良いのかをしっかりと認識して、自宅で開業するメリットを充分に生かしましょう。

開業資金が抑えられ、黒字化しやすい

小規模の店舗であっても、テナントなどの物件取得費はそれなりにかかります。一般的に、店舗物件を借りるためには、家賃の10カ月分程度が必要といわれています。

自宅を利用できるのであれば、その分を節約できることは大きなメリットになるでしょう。また、家賃の支払いがなければ、月々の固定費も抑えられるため、経営の黒字化も達成しやすくなります。

時間を有効に使える

プライベートの時間も大切にしながら働きたい人にとっては、通勤時間がなく、空き時間を有効に使うことができるのも大きなメリットです。家賃などの固定費がないため、週末のみ、あるいは平日の3日間のみなど、時間を絞った営業もやりやすいでしょう。

また、定休日や営業時間外の来店など、お客様の希望があったときには、都合さえ合えば特別に予約を受けることができるなど、臨機応変に対応しやすいのも自宅サロンのメリットといえるでしょう。

自宅ならではの空間づくりができる

自宅を利用すると、必然的に店舗の外観などには日常感が出てしまいます。しかし、その自宅サロンの雰囲気は、敷居の低いアットホームなサロンや、隠れ家サロンなどの演出にはぴったりです。

実際に、お子様連れOKとしたり、完全予約制のマンツーマン接客でプライベートサロン化したりして、自宅ならではの空間を生かすことができればお客様にも満足いただけるでしょう。

自宅サロンのデメリットについて知っておこう

自宅での開業には、メリットがある反面デメリットもあります。しかし、対策をとることで、デメリットを回避することも可能です。各デメリットとその対策について考えてみましょう。

生活感が出てしまいがち

エステサロンには非日常感を求める人が多いため、自宅を使用する場合には、生活感がにじみでないようにすることが大切です。食事や洗濯などの生活臭についても気をつけましょう。

内装工事を入れられるのであれば、入り口や廊下、トイレ、洗面所などのサロンスペースと、プライベートスペースが分けられるように検討したいところです。どうしても分けることが難しい場合は、常に清潔に保っておくことはもちろん、家族内でルールを決めておくなど、家族の理解、協力も不可欠になります。

自宅サロンを開業する場合は、開業スケジュールに融通をつけやすいため、事前に生活感対策をしっかりおこなうことが大切です。

大々的に広告を打ちづらい

自宅サロンへの集客をおこなう場合には、住所を公開すべきかどうかの悩みがともないます。

一般的に、ホームページやブログなどには、サロンの住所や固定電話番号などの情報が開示してある方が反応率が良いといわれています。また、サロン近隣に配布する開業の告知チラシは、サロンの場所を知らせるだけではなく、サロンに対する信頼性を高めるためにも、問い合わせ先電話番号に加え、住所を記すことが奨められています。

しかし、自宅サロンの住所を公開するということは、自身の自宅住所を公開することにもなるため、慎重に検討する必要があります。もし住所を公開する場合は、防犯カメラの設置やサロン専用の固定電話番号の取得なども一緒に検討するとよいでしょう。

ただ、個人サロンの場合、複数のエステティシャンをかかえるサロンとは異なり、受け入れられる客数に限りがあります。つまり、来店されたお客様一人ひとりを大切にすることによって、大々的な広告を打たなくても口コミだけで経営が成り立つ可能性があるということです。

そうなれば、通常は広告にかかるコストをお客様へのサービスに費やすことができるようになります。施術に用いる美容液やタオルなどの小物をグレードアップさせたり、一人あたりの時間をたっぷりと取ったりすることも可能です。価格に見合う、あるいはそれ以上のサービスだとお客様に感じてもらうことで、リピート客や紹介客が増えていく好循環が期待できます。

エステサロンの成功には、必ずしも大々的な広告が必要なわけではありません。ホームページやブログ、チラシには住所を番地まで公開せず、問い合わせがあった際に詳細な住所を伝えるという方法もあります。個人サロンの特性を生かすことで、個人情報の公開を最低限におさえることができるでしょう。

プライベートとの切り替えが難しい

自宅の一部が仕事場であるため、仕事とプライベートの切り替えが難しいことがデメリットに挙がることがあります。

自宅サロンでも営業中はユニフォームを着用すると、仕事とプライベートのメリハリがつきやすくなります。ユニフォームによってサロンのコンセプトや、プロフェッショナルとしての自信をお客様に伝えることもできるので、検討してみるとよいでしょう。

また、お客様への礼状書きや帳簿つけなどの事務作業を、プライベートの時間に持ち込んでしまう場合は、出勤と退勤の時間を決めておくことでオン・オフの区別がつけやすくなります。

しかし、仕事の空き時間に家事をしたり、予約状況によって営業時間を柔軟にコントロールできるのは自宅サロンの大きなメリットの一つです。どう仕事するかは自分次第であるため、初めは意識的に自己管理をしっかりして、自分のペースを早くつくれるとよいでしょう。

立地を選べない

サロン開業にあたり、こんなコンセプトで、こんなターゲットに来てもらいたい、という想いは皆さんお持ちでしょう。しかし、自宅サロンは立地を選べないため、思い通りのお客様を呼び込むには難しいこともあります。その場合は、立地に合わせてコンセプトやターゲットを検討し直すことも必要です。

また、住宅街の場合、住民以外の車の出入りは近隣の人にとって気になることが多く、敷地内に駐車場が用意できないと路上駐車などでトラブルに発展することも考えられます。お客様専用の駐車場を用意する、夜間の営業は控えるなどの配慮も必要でしょう。

デメリットをメリットに変えるのがポイント

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開業資金が抑えられ、ワークライフバランスの取りやすい自宅での個人サロンは、エステサロン開業を目指す人にとって、メリットの大きい選択肢です。

開業を成功させるためには、個人サロンのメリットをよく理解し、デメリットを解消できるように対策をよく練っておくことが大切です。デメリットをメリットに変えることができれば、さらに成功に近づくことができるでしょう。

なお、マンションなど共同住宅での開業の場合には、クリアしなければならないポイントが別にありますので、こちらを参考にしてください。→トラブルは事前回避!マンションを自宅サロンにするときの重要ポイントとは

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