エステサロンを開業するならテナントサロン? 自宅サロン? メリット・デメリットは?

「こんな雰囲気のサロンにしたい」という理想のイメージや、自分の得意な施術を活かせるメニュー、市場調査からのコンセプト設定など、独立開業に向けて計画を進めている人も多いのではないでしょうか。

小物や装飾、ユニフォームなどをイメージするのは楽しいものですが、エステサロンを開業する際に、まず考えておきたいのがお店の形態です。テナント物件を借りるのか、自宅の一部を使うのか迷う人もいるでしょう。そこで今回は、その両者の特徴やメリット・デメリットを挙げてみました。

テナントサロンの特徴

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テナントサロンは、店舗の場所や内装、外装などを自分で選んだり、作り上げたりすることができるという特徴があります。エステサロンの開業を目指す人によって、思い描く理想のサロンはそれぞれ異なるものです。

カウンセリングや施術はもちろんのこと、集客など経営に関わるすべて自分の目が届く範囲できめ細かくやりたい人もいるでしょう。あるいは、何人かのエステティシャンを雇いつつ、最新式の機器を駆使してお客様を効率よく美しくしていきたいと考える人もいるでしょう。

サロンの規模、施術室の数や待合室、カウンセリングルームの間取りなど、自分の理想とするサロン像を実現するのであれば、内装が何もないスケルトン状態のテナント物件を借りて、間取りや壁、床、天井など内装から工事会社の人と相談しつつ、納得のいくように仕上げてもらうのが一番です。

ただし、自分のこだわりを全て反映した店舗を作り上げるためには、相応の費用がかかります。テナントサロン開業費用の多くを占める物件取得と内装工事の費用について簡単に見ておきましょう。

1.テナント物件の取得費用

賃貸物件の場合、契約締結時に以下の費用がかかることが多いでしょう。

・礼金:賃料の1~2カ月分
・保証金(敷金):賃料の6~10カ月分
・前家賃:入居月の日割りした賃料+次月の賃料
・仲介手数料:賃料の約1カ月分

以上のうち、退去時に特にトラブルがなければ保証金は戻ってくることになりますが、賃貸契約書に償却額が設定されている場合には全額は返金されません。

2.内装工事費用

コンクリート打ちっぱなしのスケルトン状態から内装工事をする場合、内装の設計費から必要になります。内装工事会社によりますが、ゴージャスなところとシンプルなところのメリハリをつけた内装で、坪当たり15万円から30万円未満くらいといわれています。

ガラスなどの高額な建材を用いたり、床や壁にハイグレードなものを用いたりするなど、高級感あふれる内装にすると坪当たり30万円から40万円はかかるでしょう。

居抜き物件なら?

物件の前借主がエステサロンのオーナーであり、店舗の内装をそのままに、設備機器ごと譲り受ける場合には、譲渡料を払っても、物件設備取得費がかなり節約できます。

ただし、多少の内装工事は必要であったり、設備を買い足さなければならなかったりするため、状況によって必要な費用が大きく変わってきます。事前に条件をしっかり確認しておくことが必要でしょう。

自宅サロンの特徴

自宅サロンは、物件取得費用がかからず、自分の生活圏内を変えることなく働くことができるのが大きな特徴です。しかし、自宅の一部を利用する場合には、店舗として使用できるスペースが決まっており、間取りを変更できない場合が多いでしょう。

また、自宅サロンでもっとも気をつけたい点は非日常感の演出です。お客様に過ごしていただくスペースには、生活感が出ないように知恵を絞る必要があるでしょう。

テナントサロンと自宅サロンのメリット・デメリット

それでは、テナントサロンと自宅サロンのメリット、デメリットをおさらいしておきましょう。

テナントサロンのメリット

・立地や店舗規模を選ぶことができる

・非日常感を演出しやすい

・サロンイメージを確立しやすい

・エステサロンとして認知されやすく、集客効果が上がりやすい

・仕事とプライベートのけじめがつけやすい

テナントサロンのデメリット

・物件取得や内装工事などの初期投資が大きい

・賃貸契約書、内装工事請負契約書など、交わす契約書の数が多い

・閉店する際のコストが大きい

自宅サロンのメリット

・初期投資が小さい

・開業までに必要な時間が短い

・家庭と仕事のバランスを取りやすい

自宅サロンのデメリット

・非日常感の演出が難しい

・エステサロンとして認知してもらうのに時間がかかる

・周辺環境によっては大々的な広告が打ちにくい

シェアサロンやテナントサロンの間借りもアリ

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テナントサロンを持つほど大がかりにはしたくないが、自宅でサロンを開くのは現実的ではないという人にぴったりなのが、シェアサロンや、すでに存在しているテナントサロンに間借りする方法です。借りる規模に合わせて賃料等を払う必要がありますが、用いる設備機器を用意するだけで始められるので、初期投資が少なくてすむのが大きな利点です。

また、間借りしている店舗の集客に便乗することができるので、集客に関しても負担が少ないことが期待できます。ただし、自分のコンセプトが表現しにくいなどのデメリットもあります。

開業資金がカギ

エステサロンを開業する際には、サロンのオープン後、経営を黒字化し、安定させるまでの期間の運転資金も開業資金に含めておく必要があります。テナントサロンであれば、家賃や光熱費、人件費などの経費を少なくとも6カ月分は用意しておきたいところです。その点、自宅サロンの場合には、経費が小さいため、用意する運転資金も比較的少額になり、黒字化しやすいでしょう。

テナントサロンと自宅サロンはそれぞれメリット、デメリットがありますが、どちらを選択するかの判断基準については、開業資金をいくら用意できるかという点も重要です。テナントサロンで自分の夢を具現化したい人は、開業資金をしっかり貯めておくと安心でしょう。

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