エステサロンに必要な経営理念とは?

エステサロンを開業したら、一般企業と同様に事業所としての業績を上げ、経営を安定させる必要があります。どんなにすごい技術を持っていても、経営がうまくいかなければ、長く続きません。そうした、経営面での指標となるのが「経営理念」です。サロンを開業するうえで、考えておきたい経営理念についてお伝えします。

経営理念を考える必要性

エステサロンを開業するということは、経営する立場になるということ。経営は意思決定の連続です。そのときに必要なのが、判断基準となる考え方です。経営における一貫性や方向性を形づくるのが「経営理念」です。

新しいメニューを作ったり、内装を選んだりするといったときでも、ひとつの判断基準に従っていけば、サロンのコンセプトからずれることがありません。意思決定時の不安を解消し、困難に直面したときに迷走しないために、開業前から「経営理念」を考えておきましょう。

また、経営理念は経営者のみならずスタッフの意思決定・行動にも影響を及ぼします。経営理念を伝えることで、スタッフもオーナーと同じ判断基準を持つことができるはず。一貫性のある職場であれば働きやすく、離職率の低下にもつながります。

経営理念の3つの視点

経営理念を考える際に、考えておきたいのが「ミッション」「ビジョン」「バリュー」の3つの視点。なかでも一番大切なのが「ミッション」です。

「ミッション」とは、サロンの存在意義や役割、目的を表すもの。サロンとしての社会的な位置づけやその価値を考えるという大きな役割を意味します。ミッションを明確にすることで、経営方針がわかりやすくなるはずです。ほかのエステサロンとの違いをはっきりするためにも、ここにしかない独自の役割や目的について、考えてみましょう。

ミッションを踏まえたうえで、サロンが目指す姿や目標、夢を表すのが「ビジョン」です。将来的な構想を取り入れながら、経営者のこだわりをまとめてみましょう。

さらに、サロン内で共有する価値観、スタッフの判断基準となる行動指針として「バリュー」があります。このバリューは、お客様にも見えるものです。メニューの内容やアプローチの方法など、ビジョンをかなえるための具体的な行動につなげてみましょう。

経営理念の考え方

では実際に、開業予定のサロンを想定し、「経営理念」を考えてみましょう。

なぜ開業をしたいのか、どんな結果につなげたいのか、経営者としての思いを書き出すところから始めます。漠然としすぎないように、経営の判断基準として考えてみましょう。スタッフにもわかりやすい言葉で、自身の経営に対する考え方をまとめていくことが大切です。

1.ミッション(存在意義)

エステサロンを開業すると決めたとき、心に浮かんだ大きな目的があるのではないかと思います。
例えば「美しい女性を増やして、自信を持ってもらう」「エステを楽しみ、リラックスした時間を過ごしてもらいたい」「美容における駆け込み寺になる」……など、概念的なもので問題ありません。
ほかのエステと似たコンセプトだと感じても、強い思いがあればそのままで大丈夫。もちろん、まったく違う意識を持っているのもよいでしょう。開業への思いが生まれたきっかけこそが、まさにあなただけのミッションといえます。

2.ビジョン(目標)

ミッション実現のために、どのようなサロンの姿を目指すのか……事業所のあり方として、具体的に掲げる目標となるビジョンを作ります。「地域一番店になる」「エステの質の良さなら、どこにも負けないサロンにする」「常に最新の機器を利用できるサロンにする」など、より具体的な目標を考えてみましょう。

3.バリュー(サロン内で共有する価値観、スタッフの判断基準となる行動指針)

最後が、お客様に見える部分となるバリューです。ビジョンよりもさらに細かく、毎日の取り組みとして考えます。「施術や接客のスキルを磨くために、定期的な研修を行う」「高級感と清潔感のあるサロンを保てるよう清掃を強化する」「常に最新の美容法や化粧品を提案できるよう勉強会に参加する」など、より具体的な設定で実現できる内容をまとめます。

基礎となるミッションが一番重要であり、ビジョン、バリューとさらに細かく目的や価値観を決めていくことで、サロンの経営方針が明確になります。最終的な目標に向かうために、ぶれない経営理念を考えてみましょう。おのずと客層や価格帯などがはっきりしてくることでしょう。

経営理念であなたの考えが明確になります

エステサロンを長く続けていくために、将来を見越して経営理念を考えてみましょう。ほかのサロンにはないあなたのサロンの存在意義や価値観に気づくことができれば、大きな強みになります。「ミッション」「ビジョン」「バリュー」の視点をもとに、生きた経営理念を考えましょう。

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