美容が好き!一生モノのスキルを身につけて、エステティシャンになる方法

一度身に付けたら、一生ものの技術でお仕事を続けられるエステティシャン。美容業界で働きたい女性は多いものの、実際にどうしたらエステティシャンになれるのか分からない人もいるのでは?エステティシャンは、美容のプロであり、専門的な知識やスキルが求められます。エステティシャンを仕事にするために必要な勉強やスキル、資格について、詳しくご紹介しましょう。

エステティシャンになるための方法とかかる費用

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エステティシャンになるには、具体的にどのような方法があるのでしょうか。

主に「スクールに通う」、「在宅で勉強する」、「未経験から就職し現場で知識を得る」の3つの方法があります。それぞれの学び方の違いとメリット・デメリットをまとめました。

短大・養成学校に通学する

短期大学で設定されるコースや、エステティシャン養成学校に通って、各種エステティシャン認定資格に必要な基礎知識や技術を学びます。コース内容によって、通学する期間が異なり、数か月から2年の間に、期間やカリキュラムに応じて美容に関する知識から実践的な施術のノウハウまで、詳しく勉強できます。全国にさまざまな学校があるため、求めるスキルや通学にかかる時間、費用を考慮して選びましょう。

・メリット……実践的なスキルが身に付けられ、エステ以外にも食事や生活習慣といった知識が幅広く学べます。業界未経験者はもちろん、社会経験のない人でも即戦力となるための指導が行われるのが特徴です。就職や資格取得のサポートに力を入れている学校や、系列サロンへの就職ルートを持っている学校もあります。同じ志を持った仲間に出会えるのも心強いでしょう。

・デメリット……費用と時間がかかります。2年制の養成学校の場合、約250万円、資格専科3か月で約50万円が目安です。

独学・通信教育で勉強する

専用のテキストやDVDなどを利用しながら、学校には通わず、自分のペースで学習する方法です。業界団体が認定するエステティシャン資格が取得できる通信教育では、実技実習のために数回の通学を行うことになります。独学で勉強する場合には、自身で選んだテキスト等を使った学習となりますが、実技面ではスクーリングが必要になるでしょう。

・メリット……スクール通学に比べて、費用が抑えられ、自分の自由な時間で学習できるのが大きなメリットです。業界団体の資格を取得する通信講座を利用する場合、約30万円がかかります。近くに通学できるスクールがなくても、場所を選ばずに学ぶことができるのが特徴です。

・デメリット……技術面を学ぶためには、テキストや動画で学ぶ以外に一定時間のスクーリングを義務付けているものがありますが、短大や養成学校での実習時間と比べると設定された時間が短くなります。また、質問があっても、すぐに回答を得られずタイムラグが発生するのも、デメリットのひとつです。

就職先で現場経験を積みながら知識を得る

エステティシャンになるためには、必ずしも特定の資格が必要というわけではありません。未経験から就職し、就職先で行われる研修制度を利用して、知識を深めていくという方法もあります。

・メリット……仕事として研修を受けながらエステティシャンを目指せるため、費用がかかりません。また、早くから現場での経験を高められます。

・デメリット……仕事と研修の両方をこなすことになるため、一時的に覚えることややるべき業務が多くなります。また、技術や接客レベル、研修内容はサロンにより異なるため、特定のマニュアルのみに偏る可能性があります。

基礎をしっかりと身に付けることは、その後のエステティシャン人生を左右します。どんな方法を選ぶにしても、キャリアプランを考えながら、求める技術が学べるかを確認しましょう。とはいえ、時間や予算、家庭環境などによって、優先するポイントは人それぞれ。大切なものを犠牲にすることなく、エステティックの学びを通じて心も豊かにできる方法を選びましょう。

また、将来的な独立を視野に入れているのであれば、ある程度、実務経験を積みたいところです。美容に関する基礎知識を身に付けながら、自分が理想とするサロンへの就職を考えてみましょう。同時に、経営に関する知識を学んでいくと、開業時の不安が解消されていきます。日々の業務をこなすなかで、自然とサロン全体の動きが分かり、経営面でも学べるような働き方を考えたいですね。

美容のプロとして専門的な知識を身に付けよう

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エステティシャンの仕事は、お客様の美を応援すること。エステティシャンは民間資格であり、明確な基準はありませんが、お客様から信頼されるプロとして活動したいものです。より専門的な知識を積み重ねるのであれば、資格取得を前提にした勉強を行うとよいでしょう。合格後には、就職先のサロンにもお客様にも安心感を与えられ、同時に、即戦力となって働ける自信につながります。

エステティシャンに必要な資格は?

エステティシャンとしての資格を取得するなら、信頼できる資格認定機関のものがおすすめです。具体的には日本エステティック協会・日本エステティック業協会・CIDESCO -NIPPONなどが挙げられます。

・一般社団法人日本エステティック協会
1972年に設立したエステティシャンの職能団体です。会員数は10万人以上(2017年現在)。認定資格は基礎から最上位まで、「認定ボディエステティシャン」「認定フェイシャルエステティシャン」、サロンの中核として実践的に活躍できるレベルの「認定エステティシャン」、さらにすべての理論・技術を修得し実践している「認定上級エステティシャン」、指導者レベルの「認定トータルエステティックアドバイザー」があります。

・一般社団法人日本エステティック業協会
1987年に設立したエステティックサロン事業者の団体です。認定資格は基礎から最上位まで、キャリアスタートレベルに当たる「認定エステティシャン」、サロンの中核として実践的に活躍できるレベルの「上級認定エステティシャン」、技術や理論的な面でフォローし人材育成ができるレベルの「インターナショナルエステティシャン」があります。

・一般社団法人CIDESCO -NIPPON
CIDESCOは1946年にベルギーで設立されたエステティックの教育機関の国際団体で、日本支部は1972年に設立されています。基礎認定資格である「Beauty Therapy Diploma」は海外でも認められる国際資格です。CIDESCO国際認定校を卒業して取得する方法とエステティシャンとして働きながら取得する一般受験があります。一般受験の場合、日本エステティック協会の認定エステティシャン資格を持っている場合も、さらに独自の筆記試験と実技試験に合格する必要があることからも、レベルの高さがうかがえます。

資格取得にはさまざまなメリットがあります。体系的に学んだことの証明となるだけでなく、基礎知識を身に付けた人材として就職に有利になることも。将来、転職や独立をするときも、資格があれば選択の幅が広がります。

上で挙げた3団体の資格を取得するには、いずれも認定校に通う方法と実務経験を積んで受験する方法があります。基礎資格取得後、さらに実務経験を積むと上位資格の受験資格も得られ、スキルアップはもちろん、キャリアアップの道も開けます。

エステティシャンになるために必要なスキルとは?

資格を取得する目的も、すべてはお客様にとって納得いただけるスキルを身に付けるためです。肌や身体の状態を的確にとらえて、お客様に合った化粧品を選び、トリートメントを行い、肌の変化を伝え、ホームケアの提案をする……こうした一連の流れの一つひとつに、専門的な知識とスキルが求められます。

エステティシャンの仕事はサービス業であり、知識だけでなく、カウンセリング力や接客マナー、サロンワークなど、さまざまなスキルが必要とされます。資格の有無にかかわらず、エステティシャンとして必要なスキルを考えてみましょう。

・専門的な基礎知識
エステティシャンとしてお客様のケアを行うためには、生理学・化粧品・栄養学・法律といった幅広い知識が必要です。お客様の状態に合わせて、適切な施術や化粧品、ライフスタイルを提案するための大切な基礎となります。同時に、知っておきたいのが、契約に関わる法律の内容です。

コース契約が決まった場合、契約に関わる法律の説明もエステティシャンが担当します。エステティックに関わる法律には、施術やサロン環境に関するもの、経済行為に関わるもの、カウンセリングや化粧品に関するものがあり、トラブルを避けるためにも最低限の知識を得ておく必要があるでしょう。

・施術スキル
エステティシャンのメイン業務ともいえる施術。サロンによって施術内容が異なりますが、大きく分けて、オールハンドとマシンによる施術があり、フェイシャルとトータルボディに対応するものがあります。オールハンドで行う場合には、身体や肌の構造と機能の知識が徹底して身に付いていることが大切であり、マシンを使う場合でも、マニュアルを確認し、不適切な処置にならないように注意が必要です。いずれも十分な知識や技術研修を積む必要があります。

・接客・マナー
エステティシャンはサービス業のひとつであり、接客に関するスキルも欠かせません。
あいさつや言葉遣いはもちろん、笑顔や明るく話しやすい雰囲気を作ることで、お客様からの信頼度も高まります。身だしなみも、マナーのひとつ。お客様の手本となれるような、健康的な肌を維持しながら、ナチュラルメイクを心がけ、ユニフォームやヘアスタイルにも気を配りましょう。

・カウンセリング力
お客様のニーズを満たすために、専門的な美容知識に基づいたアドバイスを行うカウンセリング。傾聴と共感に基づいた姿勢で、お客様の抱える悩みを把握し、それぞれのニーズに合った提案ができるのもひとつのスキルといえます。施術前だけでなく、モチベーションを高めるための継続的なアフターフォローも含めたカウンセリングスキルを高めましょう。

・サロンワーク
サロンでの時間を気持ちよく過ごしていただくためには、サロン内の清掃や衛生管理を行うことになります。エステサロンには業界団体の定める衛生管理基準があり、清潔感を維持することや、器具の消毒といった衛生管理にも、しっかりと取り組む必要があります。そのほか、サロンによっては、予約管理や受付業務、会計などの事務的な作業が加わる場合もあり、パソコンや計算のスキルが必要です。

知識や技術だけでなく、お客様に心地よさを感じていただける接客やサロンワークも、エステティシャンに必要なスキルです。状況に合わせて臨機応変に対応するためには、経験も求められます。

目指すエステティシャン像と身に付けたいスキルを明確にして学ぶ

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エステティシャンの施術する範囲は全身に及びますが、スクールやサロンによりトータルエステ、痩身(そうしん)専門、小顔専門など、得意とする施術やコンセプトは異なります。希望するスクールやサロンが、自分が目指すエステティシャン像や目標と合致しているか、よく考えて選びましょう。

エステティシャンの活躍の場

エステティシャンの活躍の場にはボディケア、フェイシャル、メイクアップなどひと通りのメニューをそろえたトータルビューティサロンのほか、以下のような専門に特化したサロンがあります。

・フェイシャルエステ
皮膚をより健康に美しく保つため、顔からデコルテを中心としたトリートメントを行います。美肌のためのホームケアや生活アドバイスも求められます。

・痩身エステ
トリートメントによってプロポーションを整え、引き締まったボディラインに導きます。食事や運動などのやせるためのアドバイスも求められます。

・ブライダルエステ
結婚式のドレス姿に合わせたスキンケアやプロポーションメイキングを行います。結婚式場内にサロンを構えている場合や式場と提携している場合などがあります。

・ソシオエステ
医療や福祉の知識に基づいて行う総合的なエステティックです。主に施設や自宅などで介護を受けている高齢者やご病気の方などに対し提供されます。本来の自分を取り戻し、生活の質を高める手段として注目されています。

・マタニティエステ
妊娠期の不快感を和らげリラクゼーションを促す目的でエステティックが行われます。楽な姿勢で受けることができるといったように、妊婦に優しい配慮がなされています。

そのほかにも、脱毛専門や男性専用などエステティックの裾野は広がりつつあります。迷ったときは、それぞれのサロンに見学に行ったり、スクールの説明会で相談したりしながら、自分が望む方向を考えてみましょう。

エステティシャンのキャリア

エステティシャンのキャリアには、スペシャリストとして第一線で働き続けるほか、指導者や経営者の道もあります。

・スペシャリスト
エステティシャンを続け、さらに技術に磨きをかけたら、業界団体認定の上位資格を取得し、ハイレベルな施術を行うスペシャリストとして働くことも可能です。熟年のカリスマ美容家が存在するように、年齢とともにキャリアも積むことができます。

・インストラクター
エステティシャンとしての経験を基に、サロンやスクールにおいて、エステティシャン向けの講座を行ったり、一般向けの美容講座を開催したりするインストラクターの道もあります。業界団体の認定校で講師活動を行いたい場合には、認定指導者資格を取得する必要があります。

・経営者
エステサロン勤務後、自分自身がオーナーとなってサロンを開業することも可能です。自宅サロンやレンタルサロンでエステティシャン兼オーナーとして働く方法もあれば、スタッフを雇いながら経営に専念する方法もあります。経営者の業務は集客のための広告宣伝やイベント企画、スタッフの採用や育成、資金繰りなど多岐にわたります。

エステティシャンの仕事は、フルタイム勤務だけでなく、パートや派遣社員として働くこともできます。将来の夢に向かって、平日は会社員をしながら週末だけエステティシャンとして働く方も少なくありません。幅広いスキルを持つエステティシャンだからこそ、将来的な活躍の場やキャリアの選択肢も多くなります。

やりがいのあるエステティシャンの仕事

一度身に付けたエステティシャンのスキルは一生ものです。まずは、美容に関する基礎を身に付けられる方法を検討し、一歩踏み出してみましょう。エステティシャンがスキルアップすると、お客様の肌の変化を目の当たりにしたり、カウンセリングの反応がよくなったり、指名が増えるなどうれしい反応が増えてきます。実務経験のなかで多くのお客様と出会い、やりがいを感じられることでしょう。美容のプロであるエステティシャンを目指して、自分らしく働く生き方を選択してみませんか?

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