開業前にチェック!エステサロンの赤字経営時にやってはいけない3つの行動

エステサロンの売上は、さまざまな要因によってアップダウンを繰り返します。前の月までは堅調な経営を続けていたのに1カ月で経営が不安定になってしまう可能性も考えられるでしょう。

そのため、サロンが赤字経営になっても落ち着いて適切な対応がとれるよう、平時から備えておかなければいけません。赤字のときに取ってはいけない行動と取るべき行動を把握して、サロン経営を成功へと導く準備をしておきましょう。

【エステサロン経営の危機?】そもそも“赤字”とは何か

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赤字とはエステサロンの支出が収入を上回り、利益がマイナスになっている状態のことです。赤字にはおもに3つのパターンがあり、赤字の状態によってオーナーのやるべきことが変わります。

創業赤字

サロンを開業するときに発生する赤字が創業赤字です。開業時にはサロンの工事費や施術に必要な美容機器などの必要経費が多く、どうしても見込める売上に対して支出が多くなる傾向にあります。

しかし、広告宣伝費などの必要な経費まで削ってしまうと集客がむずかしくなり売上に影響するため、事前に想定したうえである程度は受け入れる必要があるでしょう。

臨時的な赤字

突発的なアクシデントなどによって、限られた期間だけ赤字経営になってしまうことがあります。美容機器の不調により買い替えが必要になった、災害によって休業を余儀なくされたなど、事業は常に計画通りに進むものではないため、思わぬ支出や売上のダウンが起こりえます。

時間経過とともに収益が回復することもありますが、赤字期間が長期化するのは避けたいところです。一時的なものだと楽観視するのではなく、経営が正常化するまでの計画立てをするとよいでしょう。

経営環境悪化による赤字

流行の移り変わりや競合サロンの影響によって集客数が減少し、赤字になるケースです。上記2つのパターンとは異なり、サロンの利益を回復するには有効な対策が求められます。

創業赤字や臨時的な赤字は安定した経営を続けていれば、自然に赤字が解消されることが期待できますが、経営環境悪化による赤字は対策を行わなければ収益がプラスになる可能性は非常に低くなります。

赤字の知識を身につけておき、どのパターンに当てはまるのか、必要な対策は何なのかを考えられるようにしましょう。

サロン経営が不調なときにやってはいけない3つの行動

サロン経営の不調には、上述したように様々なパターンや要因があります。サロン経営が不調なときにオーナーが対策を間違えると、さらに経営が悪化してサロンを存続できないほどの赤字を抱えてしまう可能性もあるので慎重に対応したいところです。まずはやってはいけない行動を確認しておきましょう。

計画性のない行動

サロンが継続して収益を上げるためには、明確な方針と現実的な計画が必要です。焦る気持ちのまま思い付きの行動を取っていると、時間を無駄にするだけでなく、お客様やスタッフも混乱してしまいます。一つひとつの行動にしっかりと根拠をもってサロンを導くことが大切です。

安易な値引き

メニューの値引きは、他サロンとの価格競争に挑むことになり、小規模サロンの場合は不利な争いになることがほとんどです。十分な利益が見込めるようであれば値引きを選択肢の一つとしてもよいですが、まずはメニューがお客様にとって魅力的な内容になっているか、他サロンとの差別化はできているかなど、基本に立ち返って自サロンの強みをどう生かしていくかを検討してみましょう。

即効性のないものへ投資

赤字が続いているときだからこそ、資金や時間の使い方を精査することが大切です。経営状態が悪いときは、即効性のないものへの投資を行うべきではありません。まずは、チラシやDM、リピーターとのコミュニケーションなど集客や売上に直結するものへの投資を優先しましょう。もし新しいことに挑戦する場合は、成功の根拠があるか、小規模からでも取り組めるかを必ず確認するようにしましょう。

サロンオーナーを狙う悪質なセミナーに注意

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サロンが赤字を抱えているときに注意しておきたいのが、悪質なセミナーへの参加です。オーナーを応援するのではなく、自己の利益だけを追求する悪質な講師やコンサルタントには注意しましょう。特に開業したばかりのサロンオーナーは狙われやすい傾向があるので、下記のような人物がいないかチェックが必要です。

無料を装った起業家向けセミナー

開業したばかりのオーナーにとって無料セミナーはありがたいものですが、セミナー会場で高額な契約を結ばされるケースがあります。参加する場合は、セミナーの主催者や講師の情報について事前に調べておくとよいでしょう。セミナー当日は、会場の空気に流されないように心がけ、信用できる内容なのか見極めることが大切です。

また、高額な契約はその場で決断する必要はありません。他の商品やサービスなどと比較したり、第三者の意見をもらったりして、冷静に判断できるようにしましょう。

不利益な契約を結ぶコンサルタント

サロンの強みを探るマーケティング代行や集客コンサルティングのなかには、オーナー側に不利益な契約を結ぼうとするコンサルタントもいます。具体的な例として、インターネットで調べればわかる程度のコンサルティングで売上の何割かを継続して求めてくるというものがあります。

コンサルタントの実績や契約内容を事前に確認して、サロンにとって不利益になることはないか、様々なケースを想定しながら検討しましょう。

非常に高額な広告代行

ホームページ作成やSNS広告に300万円から500万円もの高額な契約を求めてくる悪質な広告業者が存在します。言葉巧みな勧誘やしつこい電話が特徴で、セミナー会場などで広告代理店の社員を名乗って勧誘してくる場合があります。

広告代行を利用する際は、いくつかの会社に見積りを取るなどして、適正な価格を知っておきましょう。

個人事業主を狙った投資詐欺

オーナーの開業資金を狙って投資話を持ちかけ、預かった資金をそのまま持ち逃げする投資詐欺に気を付けましょう。もし、このような詐欺話に自身だけでなく知り合いも巻き込んでしまったら、信頼関係を傷つけてしまうことにもなりかねません。

おいしい話には裏があるというように、楽をして儲けられる投資話には要注意です。本業のサロン経営でしっかり利益を出すことを第一に取り組みましょう。

サロン経営を立て直すときにやるべき3つの行動

サロン経営で赤字になっているときは、限られた資金と時間をどれだけ有効に使えるかが勝負です。早期にサロン経営を立て直すためにオーナーがやるべきことを確認し、いざというときに備えておきましょう。

不要なコストを削減する

経営を立て直すには利益をあげることと不要なコストの削減が不可欠です。しかし、利益をあげるために大規模なキャンペーンを打ったり、新商品や新サービスの開発を行ったりすることは限られた資金ではむずかしいため、外注費や広告費などの無駄なコストを調整するとよいでしょう。

ただし、サービスのクオリティが下がってしまわないよう、必要なコストとそうでないコストの見極めが大切です。

経営に関する知識を増やす

経営に関する知識の量は、サロン経営の質に関わります。学ぶことはたくさんありますが、最初に勉強する分野は会計がおすすめです。基本的な知識であれば、書籍やインターネットの無料講座や動画セミナーなどを活用すれば、大きな費用をかけずに勉強することができます。

リピーターを大切にする

サロン経営を黒字化するには、リピーターを大切にすることがポイントとなります。多くのリピーターができるとサロンの売上が安定し、新たなお客様も安心して来店できるようになるなど、良い循環がサロンに生まれます。新規集客のために費用をかけることも必要ですが、一人ひとりのお客様を大切にして顧客満足度を高めることがなにより重要です。

基本に立ち返って、お客様とのコミュニケーションからニーズを引き出し、それに応えることでサロンにまた来たいと思っていただけるような接客を心がけましょう。

オーナーの行動がサロンの未来を決める

サロンが赤字のときこそ、オーナーの真価が問われます。手元にある資金でできることを見極めて、サロンの立て直し計画を作成しましょう。経験の浅いオーナーであれば、先輩オーナーや各地方の創業サポートセンターに頼ってもよいでしょう。その場しのぎの対策ではなく、基礎を固めて安定したサロン経営が長く続けられることを目指しましょう。

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