自宅サロンの失敗例に学ぶ成功のヒント

起業をするなら、誰だって成功させたいもの。しかし、残念ながら経営がうまくいかず、閉店してしまう自宅サロンもあります。失敗は成功の母といいますが、できることなら長く続けられる働き方を考えたいものです。

勢いで開業したものの、あとになって「こんなはずではなかった」と頭を悩ませることにならないよう、自宅サロンのよくある失敗例から、成功のヒントを学んでいきましょう。

失敗する自宅サロンの特徴

1610-1_10131015847.jpg

失敗する自宅サロンには大きく分けて4つの特徴があります。それでは、実際にどんなポイントが失敗のもととなるのでしょうか?

特徴1.サロンの場所やコンセプトがわかりづらい

長続きしない自宅サロンの一番の特徴として、お客様にサロンの場所やコンセプトが伝わりづらく、選ばれにくいということが挙げられます。お客様に来ていただくためには、自宅サロンのターゲットやコンセプトを明確にし、お客様目線に立ったサロンづくりをしていく必要があります。

自宅サロンはオーナーにとっては自宅であり、生活の場です。不特定多数の人に知られたくないという理由で、サロンの住所や外観、オーナーの顔や名前などの情報を公開していないケースもあるでしょう。しかし、お客様からすれば、わからないことだらけのサロンを選ぶのを不安に感じてしまうのです。

特徴2.生活感が抜けない

お客様はエステの利用において、非日常の空間を期待しています。日常使いの家具や家電、子供服などが視界に入るような場所では、せっかくのリラックスタイムも台無しです。また、家族の声や足音が聞こえる、食事のにおいが残るなど、生活感が出てしまうのはもってのほか。

お客様を迎える前は、サロンとしての環境整備を徹底しましょう。自宅サロンの営業には家族の協力が不可欠です。自宅をサロンらしく保つには、日ごろから家族の協力に感謝し、十分なコミュニケーションをとることも心がけたいものです。

特徴3.価格設定が危うい

お客様が来ないとキャンペーンを乱発するサロンも、経営難に陥ってしまいがち。特に、安易な値引きを繰り返すと、元の価格でお客様を呼び込みにくくなるといった失敗につながります。1人あたりの単価を下げれば全体の収入が減り、解消するためにさらなる集客が必要になります。

利益が出ないと経費に余裕がなくなり、備品が足りない、店内の環境づくりがほったらかしなどといったことになりかねません。エステサロンに期待される特別感や贅沢感はなくなり、ますますお客様の足が遠のいて悪循環になることも。

価格を落として集客しても、薄利多売で肉体的にも精神的にも疲れきってしまったら、長く続けるのは難しいでしょう。お客様がエステサロンに求めているのは、価格ではなく価値だということを意識して価格設定を心がけましょう。

特徴4.経営者の視点が足りない

経営という視点が足りないことも失敗しやすい自宅サロンの特徴です。エステティシャンとして成功していても、オーナーとして成功できるとは限りません。どんなにすばらしい技術者でも、利益を生みださなければ経営は失敗してしまいます。利益を生みだすには、売上からコストを引いた粗利を大きくする必要があります。売上を上げるとともにコストを削減していくことを考えましょう。

自宅サロンは家賃といった物件にかかる初期費用が大幅に抑えられるため、気軽に開業できると考えがちです。しかし、開業はあくまでもスタート地点。広告費、リース代などの固定費を抑え、粗利を大きくするために何をしたらよいか、売上管理から分析をし、集客・リピート施策につなげられるよう、常に最善の方法を考え続ける必要があります。

自宅サロンの成功に必要なもの

1803-10A_11038003456.jpg

自宅サロン成功のためには、お客様の求める価値がサロンに存在することが「わかりやすく伝わる」ことと、ご来店いただいたお客様に対する「非日常の演出」が大切です。サロンの価値を提供し続けるには、「利益の出る価格設定」や、粗利を増やしコストを減らす「経営者としての視点」を持ちましょう。

また、自宅サロンを長く続けるには、何といっても集客が欠かせません。初めて来ていただくお客様を増やすだけでなく、さらにリピートしてもらえる環境づくりを意識しましょう。

成功している自宅サロンは、新しいお客様を増やすことよりも、来店していただいたお客様にリピートしていただくこと、常連になっていただくこと、紹介してもらうことに力を注ぐ傾向にあります。新しいお客様とは親密なコミュニケーションを通じてニーズをとらえ、顧客満足度を向上させることが大切といえるでしょう。

成功しやすい人とは

自宅サロンの成功は、経営者としての成功を意味します。経営者として成功しやすい人は、どのような人でしょうか。例えば、以下のような特徴が挙げられます。

・集客活動を地道に続けることができる人

・時間やスケジュールを自己管理できる人

・学び続けることができる人

・サロン環境に配慮できる人

・既存顧客を大切にできる人

自宅サロンは通勤や時間のしばりもなく、自分のペースで営業することが可能です。その分、自分で自分を管理しなければいけません。エステティシャンとしての基本的な技術やサロンワークはもちろん、経営者として日々の売上をもとに集客といった経営戦略も考え、常にアンテナをはり、最新の情報に触れ、学び続ける必要があるでしょう。小さな失敗をしても成功するまで続ける根気強さが結果に結びつきます。

サロン経営者としてのモチベーションを維持すること

自宅サロンのオーナーを続けるためには、モチベーションの維持が不可欠です。息の長いサロンを作るためのビジョンを持ち、目的とやる気を持った取り組みが欠かせません。小さな失敗を糧にして、次につながる行動をとれるオーナーを目指しましょう。

孤独になりがちなサロンオーナーだからこそ、部下や他店舗のサロンオーナー、外部のコンサルタントなど、目の前にある課題を一緒に考えてくれる信頼できる仲間も作りたいですね。

開業前にもう一度自宅サロンのビジョンを明確に

1803-10B_07800042725.jpg

良かれと思って値引きをしたり、あれもこれも提供したいといろいろなことに手を出した結果、サロンコンセプトがあいまいになったり……不要な努力をした結果、起こってしまうのがサロン経営の失敗です。開業する前に、どんなサロンにしたいのか、将来的なビジョンを固めておくことで、前述のような失敗を防ぐことができます。

❏あなたにおすすめの記事
・エステサロン経営改善!失客を防ぐ仕組みを作ろう
・経営の無駄をなくそう!エステサロンの売上管理のポイント
・損益分岐点はいくら?エステサロン経営者として求められる収支のバランスの把握

メナードのサロンオーナー【スクールとサロン開設支援も充実】

関連記事