美容のプロになる!エステティシャンの資格取得について知っておこう

美容の専門家であるエステティシャンを目指そうと思ったとき、気になるのが資格の必要性です。エステティシャンになるための国家資格はなく、働くに当たって資格が必須というわけではありません。

しかし、プロとして専門的な技術や知識が求められるため、必要に応じて民間資格を取得しておくと安心です。今回は、エステティシャンの資格について、その必要性や種類、受験方法などを詳しく紹介します。

エステティシャンに資格は必要?

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2017年現在、エステティシャンになるための公的な資格はありません。一方で、民間団体が認定する資格はたくさんあり、資格を取得するとしても何を選んだらよいのか悩んでしまう方もいるでしょう。そもそも、エステティシャンとして働くためには、資格は本当に必要なのでしょうか?実際には民間資格を持たずにサロン勤務をする方もおり、必ずしも必要とはいえません。しかし、資格を取得することにはさまざまなメリットがあるのも事実です。

資格を取得する最大のメリットは、周囲からの高い信頼を得られることにあります。自分の技術力をアピールできるのはもちろん、確かな知識と優れた技術を学んできた証明ともいえます。特に、認知度の高い資格であれば、就職、転職の際に有利であり、独立開業の際にも、お客様やスタッフからの信頼度を高めるのに役立つでしょう。

また、資格の種類もさまざまで、レベルに合わせて選択できる内容が用意されています。今の実力を確認したいときや、さらにキャリアアップを図りたいとき、ひとつの技術に特化したセンスを磨きたいときにも、資格取得は役立ちます。

資格を持っていると給料アップに有利?

エステティシャンは、知識量や実務経験年数が給与に影響する仕事です。専門的な知識を学んだ経験が認められることから、資格の取得も給与アップにつながる場合があります。有資格者には、基本給に資格所持分の手当が加算される制度を取り入れたサロンが増えており、即戦力のあるスタッフとして評価されます。就職の際には、無資格者に比べて有利というだけではなく、初任給が高く設定される可能性もあるでしょう。

知名度の高い民間資格は?

国内で認知度の高い民間資格には、以下の3つが挙げられます。

・日本エステティック協会「認定エステティシャン」

日本エステティック協会は、国内では業界最大手ともいわれるエステティシャンの職能団体です。基本となる「認定エステティシャン」のほか、上級者用の資格、フェイシャルやボディに特化した資格など多様なコースが用意されています。

・日本エステティック業協会「AEA認定エステティシャン」

日本エステティック業協会は、1987年に設立され、約30年の歴史を持つ団体です。基礎資格である「AEA認定エステティシャン」のほか、ステップアップのための資格として、「AEA上級認定エステティシャン」「AEA認定インターナショナルエステティシャン」があります。

・CIDESCO-NIPPONの「ビューティー・セラピー・ディプロマ」

エステティックの知識と技術が世界レベルであることを示してくれるのが、CIDESCOのディプロマです。 ビューティー・セラピー・ディプロマの取得後、アロマセラピーを利用したトリートメントを行う「アロマ・セラピー・ディプロマ」や、総合的なスパトレーニングを受ける「スパ・セラピー・ディプロマ」の取得が可能です。

日本エステティック協会「認定エステティシャン」の具体的な資格の取得方法

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では、実際にどのような流れで資格を取得できるのか、具体的な内容を確認してみましょう。90,000名以上のエステティシャンを輩出している日本エステティック協会の「認定エステティシャン」を例に、具体的な試験内容、受験料などについて、以下にまとめました。まずは受験資格を得るために、2つの方法があります。スクールに通って受験する場合と、必要な実務経験を得た後に受験する場合です。それぞれの流れを紹介します。

日本エステティック協会認定校に通う場合

・実技試験

日本エステティック協会の認定校に通学している場合、「認定エステティシャン」取得のための実技試験は、協会認定校に在学している間に受けることになります。

協会認定校は2017年現在、132校ありますが、通学が難しい場合には通信教育を受けることも可能です。ただし、実技講習については、通学が必要です。

・筆記試験

年3回行われているエステティシャンセンター試験を受けます。試験時間は90分。試験形式は、4肢択一のマークシート式、100問です。受験料は、消費税(8%)を含め10,368円です。(2017年7月現在)

・資格申請

実技試験と筆記試験合格後は、資格申請を行う必要があります。エステティシャンセンター試験の合格通知書と、協会認定校300時間課程修了証明書を用意しておきましょう。

・日本エステティック協会に入会

「認定エステティシャン」として活動するためには、日本エステティック協会に入会し、正会員となる必要があります。

協会認定校で「300時間以上コース」を受講した場合には、認定校を通じて入会手続きができます。スクール卒業生に限り、21,600円である入会金が免除になり、初年度の年会費も通常18,000円であるところ16,000円と割引になるという特典があります。

実務経験3年以上で取得する場合

「認定エステティシャン」資格の取得は、協会認定校に通うことは必須ではありません。実務経験が3年以上で、以下のいずれかの試験に合格すると、「認定エステティシャン」資格が付与されます。上位の試験に合格すると、通常の資格よりも上位のものが付与されます。

・JEO認証エステティシャンセンター試験
・JEO認証AEA上級認定エステティシャンセンター試験
・JEO認証ソワンエステティック上級試験

ただし、この場合も、別途日本エステティック協会の会員申し込みが必要であり、合格後に正会員に登録することが前提です。また、入会の手続きには約2ヵ月かかるため、資格取得後の就職や転職を考えている場合には、余裕を持って準備を進めましょう。

日本エステティック協会「認定フェイシャルエステティシャン」、「認定ボディエステティシャン」の具体的な資格の取得方法

日本エステティック協会の「認定フェイシャルエステティシャン」と「認定ボディエステティシャン」は、「認定エステティシャン」と異なり、正会員にならなくても資格取得が可能です。また、「認定フェイシャルエステティシャン」と「認定ボディエステティシャン」は、それぞれ単独で申請することも、同時に両方を申請することも可能です。

資格申請に必要な条件

・それぞれ該当する筆記試験に合格していること
・以下のいずれかについての証明書を提出できること

(a)800時間以上(目安:週40時間で6ヵ月)の実務経験がある

(b)日本エステティック協会認定校、あるいは理・美容師養成施設のエステティック過程(60時間以上)を修了している

(c)日本エステティック協会のAJESTHE登録教室で、認定FEコース(60時間)や認定BEコース(60時間)を修了している

筆記試験について

年に3回行われている筆記試験は、4肢択一のマークシート式。

フェイシャルエステティシャンあるいはボディエステティシャンのどちらかの単願の場合には、共通問題が60問。それに加えて、フェイシャル、もしくはボディに関する問題が20問あり、計80問で、60分の試験時間が与えられます。両方を受ける併願の場合には、共通問題60問+フェイシャルとボディに関する問題が各20問で計100問、試験時間が90分です。

受験料は、個人で申し込みの場合、単願で8,000円、併願で15,000円(いずれも税込)。AJESTHE登録教室といったところで団体申し込みの場合には、単願は7,500円、併願15,000円です(いずれも税込、2017年7月現在)。

短期間で資格を取りたいときには?

できるだけ短期間で資格を取得したいと考えるなら、スクールの利用を検討してみましょう。エステの資格には実技試験があるので、実務経験を優先したいという方もいるかもしれませんが、実際のところ資格取得の最短ルートは、必要な資格取得につながるスクールに通うこと。知識や技術を学びながら、資格取得のための要領を得た勉強法もわかるでしょう。

従って、資格取得を目的としてエステスクールを探すなら、取りたい資格に対応しているコースや、指定された認定校を選んでみましょう。もちろん、実技と筆記試験に合格するための努力は必要であり、受験資格に相当する単位や課程をきちんとこなすのが前提です。

通信教育で資格を取りたい場合には?

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学校に通う時間がない、ダブルワークで資格を取りたいという方は、通信教育を利用してみましょう。DVDやテキストなどで、エステ技術や栄養学などの関連知識を学ぶことができます。技術面においては、該当スクールで、スクーリング(実技実習)が行われます。スクーリングを行う日時は土日や夜間といった時間帯が配慮され、なかには自分の都合に合わせたスケジュールが組めるように相談できるところもあります。通学による負担や、資格を取るまでの期間など、それぞれのコースによって設定が異なるため、事前に調べておくとよいでしょう。

通信教育に関する資料を集めたうえ、自分に最も適した講座を選ぶのがポイントです。費用は25~30万円程度が一般的ですが、コースによって異なるため、事前に資料で確認しておきましょう。

エステティシャンとしてのキャリアを考えて資格取得に挑戦しよう

資格がなくても働けるエステティシャンですが、資格があれば就職や転職の際に、大きな強みになります。自分の知識や技術にも自信が持て、そのスキルを保証してくれる心強い味方といえるでしょう。

資格にはさまざまな種類があり、スキルアップも可能です。基礎となるエステティシャンの資格だけではなく、指導者となってあとに続くエステティシャンを育てたい、アロマのように特化したエステティシャンを目指したい、国際的に活躍したいなど、自分のキャリアに合わせて資格の取得を検討してみましょう。

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